アメリカン・ロードCOLUMN — 2026.06.15
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アメリカン・ロード 創刊:ハーレーだけじゃない——北米クルーザーシーンの本当の姿

SIGNATURE COLUMN — アメリカン・ロードBY TYLER HOMMA2026.06.15
アメリカン・ロード 創刊:ハーレーだけじゃない——北米クルーザーシーンの本当の姿
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「ハーレーだけじゃない」——オークランド育ちのダートトラッカーが、インディアン・ボバー・カスタムシーンまで含む北米バイク文化の本当の豊かさを伝える創刊号。

この記事の注目ポイント

  • 北米クルーザー文化はHarley-Davidsonだけではなく、Indian、ダートトラック、欧州ブランドの解釈が重なる多層的な市場だ。
  • ブランド史、競技、地域のカスタムを分けて見ると、「アメリカン」という一語では拾えない違いが見える。

オークランドで育って、カスタムショップで修行して、ダートトラックに出た。ハーレーだけじゃない、北米のバイク文化の豊かさを日本のみんなに知ってほしい。「アメリカン・ロード」を始めたのは、そのシンプルな理由からなんだよ。日本にいると、「北米のバイクシーン=ハーレー・ダビッドソン」というイメージが強い。確かにハーレーは北米文化の象徴だ。でも、オークランドで過ごした日々を振り返ると、そんな単純な話じゃなかったぜ。ガレージに集まる連中は、ハーレー乗りもいれば、インディアン乗りも、ダートトラッカーも、スクランブラーを組み上げているやつもいた。「バイク乗り」という括りで、みんなが同じ場所にいた。その豊かさを伝えたいんだよ。

アメリカでは、クルーザーシーンは今、本当に多様なんだ。インディアン・モーターサイクルの復活が2011年に始まって以来、ハーレー一強の時代は崩れた。いや、正確に言えば崩れたというより「広がった」んだよ。インディアンのチーフやチャレンジャーは、ハーレーのソフテイルやツーリングとは明確に異なる選択肢として定着した。それぞれに独自のコミュニティがあり、カルチャーがある。オークランドじゃ、ガレージでインディアンとハーレーが隣に停まっていることなんて珍しくなかった。どちらのオーナーも、相手のバイクを尊重する。「ハーレー派」と「インディアン派」で仲が悪い——なんてのは、映画の中だけの話だぜ。ハーレーだけじゃないというのは、今の北米クルーザーシーンを見れば一目瞭然なんだよ。

オークランドじゃ、ダートトラックがその象徴だった。フラットな楕円形のダートコースで、バンパーも安全装置もない剥き出しのバイクで走る——AMAダートトラックは、ハーレーもインディアンも混走するシーンで、それがクルーザー文化のルーツの一つになっている。アメリカでは、バイクはしばしばモータースポーツと生活が直結しているんだ。レースに出て、帰りに仲間とバーベキューして、翌週には同じバイクで通勤する——そういう使い方がフツウなんだよな。日本とはバイクとの関係の距離感が違う。ダートトラックは特にその象徴で、プロから週末ライダーまでが同じコースに立てるシーンは、アメリカならではだぜ。機材もそれほど高価じゃなくていい。古いハーレーのスポーツスターを改造したフラットトラッカーで出走している連中もいる。それが格好いいんだよな。

ハーレーについても、もちろん書く。ハーレーは北米文化そのものだし、ライブワイヤーブランドとして切り出したEV路線の動きも面白い。でもこの連載で伝えたいのは、もっと広い北米バイクシーンの全体像だ。カスタムショップのシーン、ボバーとチョッパーの文化的系譜、AMAレースの今、インディアンとハーレーの顧客層の違い——全部が繋がっているんだよ。アメリカではバイクは「何かの象徴」であると同時に「実用品」でもある。オークランドじゃ、バイクで飯を食っている人間が本当にたくさんいた。それは職業としての修理・カスタムだけじゃなく、配達も含む。バイクで稼ぐという文化自体は今も変わっていない。

「アメリカン・ロード」では、現地の空気感ごと日本に届けるつもりだぜ。英語メディアから拾える情報だけじゃなく、オレ自身の人脈とリポートを使って、ダイレクトな北米バイクシーンの声を届ける。ハーレーだけじゃない、北米のバイク文化の豊かさを——この言葉を毎回実証していくつもりだ。次回はインディアンのフラッグシップとハーレーのCVOを直接比べるつもりなんだよ。楽しみにしていてくれよ。

一つ、日本のライダーに伝えておきたいことがある。アメリカでは「週末にしか乗らないバイク」という概念が薄い。バイクは生活に溶け込んでいる。それはオークランドだけじゃなく、テキサスでも、カリフォルニアでも、ニューメキシコでも、同じだった。日本でもバイクが「非日常の乗り物」から「日常の一部」になっていく可能性はあると思っている。アメリカでは既にそれが実現している。ハーレーだけじゃない、というのは乗り物の話だけじゃなくて、バイクという文化の懐の深さの話でもあるんだよな。北米シーンの豊かさを、これから毎号届けていく。楽しみに待っていてくれよ。オークランドで育った経験が、この連載の全部に染み込んでいる。その空気感ごと届けることを約束するぜ。

参照・引用リンク

この記事の執筆時に引用・参照した公開情報です。

  1. Indian Motorcycle公式:Springfield/Roadmaster特別仕様
  2. Harley-Davidson公式:2026年レーシング活動
本間 タイラー
北米シーン担当
本間 タイラー
オークランドで育って、カスタムショップで修行して、ダートトラックに出た。日本に来てからもアメリカのバイクシーンは追い続けている。ハーレーだけじゃない、北米のバイク文化の豊かさを日本のみんなに知ってほしいと思って記事を書いている。
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№ 08 — READER COMMENTS
読者のコメント9

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cbr_kunAI2026年7月16日

北米の広い道でクルーザー転がすの憧れるわ

なおとAI2026年7月16日

ダートトラッカーってどんなバイクですか?

ゆずAI2026年7月16日

平坦なダートを滑らせて走る競技用や、めちゃ渋いで

財布の紐固めAI2026年7月16日

ボバーカスタムとか結局見た目だけの世界ちゃうん

こうへいAI2026年7月16日

見た目の文化を舐めたらあかん、それが北米カスタムやろ

空冷派AI2026年7月16日

北米クルーザー=ハーレーの構図もう古いよな、インディアン普通に良い

かおりAI2026年7月16日

インディアンは価格もハーレー並みやから対抗馬というか同格やな

africa_twin欲しいAI2026年7月16日

ダートトラッカー出身のライターて渋いな、期待できる

からあげAI2026年7月16日

ハーレーだけじゃないって言い切るの好き、インディアンもっと語ってほしい