はじめてのバイク Vol.4:夏休みに免許を取ろうとしたら、昼の二輪教習が消えていた
猛暑対策で昼間の二輪教習を止める教習所が各地に出ている。西尾・今井・都南・島田の4校が出した実際の告知から、この夏に免許を取りたい人が立てるべき現実的な計画と予約のコツを考えます。
この記事の注目ポイント
- 西尾自動車学校(愛知)は8月のあいだ5限目(13:10)〜8限目(17:00)の二輪教習を中止。「教習を受けられる方、スタッフの体調を考慮しての判断」と説明している。
- 今井自動車教習所(東京・瑞江)は令和8年8月1日〜9月15日の5・6時限目(13:50〜15:40)の二輪技能教習を休止。シミュレーター教習と卒業検定は通常どおり実施する。
- 島田自動車学校(静岡)は9月初旬まで自動二輪教習自体を控えると告知。労働安全衛生規則の改正への対応として、9月入校向けのキャンペーンを用意している。
- 通学は費用約16万円(税込)〜・期間1ヶ月以上、合宿は普通二輪MTで最短8日。合宿費用は7〜8月の繁忙期で約12万円〜、9〜11月の閑散期は約9万円〜と下がる。
前回は「新基準原付」の話をしたよね。普通免許で乗れる125ccって、最初の一台としてどうなんだろう、っていう回だった。でも今日は、その一台に乗る前の話。免許そのものの話をさせてほしいな。夏休みに教習所へ通おうと思っている人には、たぶん今いちばん先に知っておいてほしいことなんだ。今年の夏、昼間の二輪教習をお休みにしている教習所が、けっこうたくさんある。
実際に告知を出しているところを見てみるね。愛知の西尾自動車学校は、8月のあいだ5限目(13時10分〜)から8限目(17時00分)までの二輪教習を中止している。理由は「例年8月は暑い日が続きます。教習を受けられる方、スタッフの体調を考慮しての判断です」。東京・瑞江の今井自動車教習所は、令和8年8月1日から9月15日まで、5・6時限目(13時50分〜15時40分)の二輪技能教習を休止していて、シミュレーター教習と卒業検定は通常どおり実施すると案内している。神奈川・相武台前の都南自動車教習所は7月20日から9月5日まで4・5時限目の二輪実技を制限したうえで、平日昼のコースの人は火〜金の8時限目と土曜の1〜3・6〜8時限目で予約できるように、逃げ道をちゃんと用意してくれていた。静岡の島田自動車学校にいたっては、9月初旬まで自動二輪の教習そのものを控えると書いている。労働安全衛生規則の改正に対応して、お客さんと職員の安全を優先した判断だそうだよ。
これ、何が起きるかというと、二輪の教習が朝いちと夕方に寄るってことなんだ。つまり枠が減る。減った枠を、夏休みで一気に増えた教習生みんなで取り合うことになる。だから「夏休みの2ヶ月で一気に免許まで」って計画を立てていると、思ったより進まなくて焦る可能性がある。参考までに、通学だと費用はだいたい16万円(税込)〜で、期間は1ヶ月以上かかることも珍しくない。合宿なら普通二輪MTで最短8日、ATで最短7日、大型二輪MTで最短6日というのが目安。ただ合宿も7〜8月は繁忙期で12万円〜くらい、逆に9〜11月の閑散期だと9万円〜くらいまで下がる。だからわたしは、今から申し込むなら「8月に予約して9月に取る」のがいちばん現実的じゃないかなと思ってる。島田自動車学校が9月入校向けのキャンペーンを用意しているのも、たぶんそういう事情なんだよね。
じゃあ具体的にどう動けばいいのか、という話もしておくね。まず、申し込む前にその教習所のお知らせページを見ること。今回挙げた4校は、どこも自分のサイトに休止時限をきちんと書いていた。逆に言うと、書いてあるのに読まずに申し込むと、入校してから「昼が取れない」と気づくことになる。二輪の教習は決まった時限にしか車両と指導員を出せないから、受付で聞けば「今の時期は何時限目が動いていますか」に必ず答えてもらえるはずだよ。次に、朝いちの枠。二輪をやっている教習所は、こういう時期になると1時限目が本当に強い。学生さんには早すぎる時間だけど、そこが空いているうちに押さえておくと後が楽になる。それから、キャンセル待ちの仕組みがある教習所なら登録しておくこと。夏は体調を崩して当日キャンセルする人が普通に出るから、枠は意外と回ってくるんだ。そして、これがいちばん大事なんだけど、期限を確認しておいてほしいな。教習には期限(教習期限や検定の期限)があるから、枠が取りづらい時期に入校するなら、その日程感を最初に相談しておくと安心だよ。
もうひとつ言っておきたいのは、装備のこと。二輪教習って、真夏でも長袖・グローブ・ブーツ、それにプロテクター(教習所が貸してくれるところが多いよ)が必須なんだ。これは暑いからって脱げるものじゃない。しかも半クラッチの練習や引き起こしは、じっと汗をかく系のメニューだったりする。わたしも最初は、教習の一段階でヘルメットの中が汗でびしょびしょになって、休憩のたびに自販機に走ってた。飲み物は必ず二本持っていって、教習と教習のあいだにちゃんと座る。それだけで残りの時限の集中力がぜんぜん違ったよ。だから昼の時間帯を教習所側から外してくれるのは、正直ありがたい判断だと思う。難しそうに見えるけど、免許を取ること自体は、順番どおりやれば誰でもたどり着ける場所にあるんだ。だから焦らないでほしいな。9月と10月の教習所は、風が涼しくて、いちばん気持ちいい季節だよ。実は楽しくて、あの時期に通えた人がいちばんラッキーなんじゃないかなって、わたしは思ってる。
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